ご覧いただきましてありがとうございます

令和7年度 3回目の高齢者虐待・身体拘束に関する研修を行いました

お知らせ2025
この記事は約2分で読めます。

所長の岡田です。

 本日は先日に行われた、虐待防止・身体拘束廃止委員会会議で議論された『虐待・身体拘束のグレーゾーン』について職員に対してフィードバックを行い、また、併せて令和7年度 第3回 高齢者虐待・身体拘束に関する研修として実施しました。

また、フィードバックには委員の方も参加して、議論された内容について報告もありました。身体拘束に対してのグレーゾーンとは、意図せず身体拘束とみなされる可能性のある行為や状況を指します。また、介護現場で良かれと思って行った行為が後に身体拘束や虐待と判断されるケースは少なくありません。また、転倒防止のためにベッド柵を高くすることや、認知症の方の徘徊を防ぐために施錠された施設環境での介護を行う事などもこの『グレーゾーン』に該当すると考えます。これらの行為は一見すると利用者の安全を確保するため必要な措置に見えます。しかし、その実施方法の状況によっては、利用者の自由を過度に制限し、身体拘束とみなされる可能性もあり、介護現場での無意識の慣習とされてきた行為が実は身体拘束に該当するケースは決して少なくはありません。

 このことを踏まえて、デイサービスセンター・アンサンブルは、常に利用者の立場で考えて介護を行っています。デイサービスセンター・アンサンブルでは施設の玄関などには施錠はいたしません。利用者の方々は自由に出入りが可能です。もちろん介護士は常に利用者の行動を見守るように努めています。

今後も利用者の安全と尊厳を守り、同時に職員の質の高い介護を利用者に提供できるよう今後も継続的な職員教育および研修を重ねて組織全体で、この『虐待・身体拘束のグレーゾーン』対する意識を持つよう努力したいと考えます。

 また、職員へのフィードバック後には、滋賀県社会福祉協議会 滋賀県福祉用具センターが推進する『抱え上げない介護推進事業』に関して職員研修を行いました。利用者の安全を守る事は当然ですが、介護を行う介護士の身体を守る事も介護事業所として必須であると考えます。他の施設の取り組みなどが、この冊子には掲載されており、私たちデイサービスセンター・アンサンブルも『抱え上げない介護』を参考にしたいと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました